びわこ・水ネットのホームページのコンテンツ
びわこ・水ネットトップページ
びわこ・水ネットの紹介ページ
びわこ・水ネットのコラム
びわこ・水ネットの活動報告
琵琶湖の水、下水、上水などの豆知識
びわこ・水ネットのおすすめリンク
びわこ・水ネットへのお問い合わせ
びわこ・水ネットのオフィスの紹介
びわこ・水ネット
〒520-0055
大津市春日町1-5
アルプラザ大津5F
TEL 077-525-1350
FAX 077-525-1350
メールはこちら

びわこ・水ネットのロゴ


びわこ・水ネットコラム

プラスチックで鉄道用枕木をつくる       2007/08/08

 

18世紀後半に鉄製レールが実用化されて以来、鉄道用枕木は長年にわたり木材が使用されてきた。しかしながら、急激な鉄道の発達によりその使用量は膨大となり森林荒廃による環境破壊がすでに明治時代に問題となっていた。
 明治42年10月9日の横浜貿易新報によれば「米国は今より50年前までは世界一の森林大国であったが、最近30年間における鉄道の発達は大量の“枕木”を必要とした。木材使用量は枕木が最も多く次が新聞紙原料用材であるが、今後20年で全林を伐採し尽くすとの統計が示されている。我が国においても既に東北の海辺及び鉄道沿線に近き森林は伐りつくし今や深山幽谷に移らんとする時期である。将来10年を出ずして米国と同一の惨状に達するのは明らかである。枕木は防腐剤による処理で現在7〜8年である耐久力を14〜5年に延長するとともに、コンクリート又は鋼鉄の類を混用して木材の使用を制限すべきである、すでに米国ではそれらの研究が進められている。」

 現在はコンクリート製の枕木(PC枕木)が鉄道枕木の主流となっており、上記記事が現実となっている。しかし、コンクリート枕木は重量が数百キロと重く橋梁には使用できない、また長尺のものを必要とする分岐器付近にも使用できない。
 今から約35年前、当時、構造材料として使用できる合成木材の研究開発に取り組んでいた我々の所に、鉄道技術研究所(現(財)鉄道総合技術研究所)からプラスチック枕木の試作依頼があった。栗の木の物性強度をモデルとして約1年間の試作評価の後、関門トンネル及び羽越線三面川の鉄橋に各々数十本の試作枕木を布設して実用評価実験を開始した。約10年間の実証試験の結果は極めて良好であり1980年代後半から正式に合成枕木としてJRに採用された。その後、新幹線をはじめとしてJR各社、私鉄に大量に採用されるに至っている。特に東海道新幹線には、橋梁及び分岐器付近を中心に約8万本の木製枕木が使用されていたがそのほとんどがプラスチック合成枕木に置き換えられている。

東海道新幹線鉄橋の例 JR東・中央線東京駅
 合成枕木の耐用年数はコンクリート枕木と同じく50年とされている、実用品は最も古いものでもまだ30数年しか経過していないが追跡試験評価ではほとんど劣化が認められていない。  製品開発技術者にとって、自分の開発品が使用されているのを見るのは楽しみである。        岡川 章彦


NGOとNPO        2007/04/20

 発展途上国の水供給に関わってきた。清浄な飲料水を確保し維持することは単純なようで難しい。都市部では、設計や建設に携わる会社もあり、水道局もそれなりに頑張っているが、村落部ではそうはいかない。建設に関わる技術者や維持する管理者がいない。いてもそれを運営していく財力がない。現地のNGOが会社や水道局に代わる役割を担っているところが結構ある。NGOが、政府に協力したり、援助国の仕事を手伝っている。もちろん報酬も支払われる。しかし、会社のようにいつも働くほど仕事はない。仕事のある時だけ働くのが一般的である。     
NGOが協力してつくった雨水利用システム(スリランカ) 水くみの行列(タンザニア)
 途上国のNGOは、日本のNPOと似ている。日本のNPOは本来非営利で事業をおこなう組織である。受託費や会費や寄付をもとに事業を行い、かかった費用を払い、報酬も払うのが原則である。しかし、めいっぱい事業をしようとするために、報酬がほとんど払えなかったり、必要な交通費も払えないこともあり、ボランティア活動になることもある。専門的な能力を活かし、事業を継続して発展させるためには、非営利ではあるが、収益事業として報酬を含む費用を払っていくことが望ましい。
 残念なことに、市民も行政も、NPOがボランティアグループで、経費のかからない組織であると誤解しているように見える。
                            山田 淳(びわこ・水ネット理事長)



NPOと指定管理者      2007/03/08

 NPO法人びわこ・水ネットが設立され早や4年になろうとしています。その間、下水道の普及啓発活動や既存のNPO・団体・大学との連携を保ちながら、住民の目線で下水道や琵琶湖の水環境を考えるための取組みをしてきました。
 下水道の普及啓発活動に取り組む中で、県が新たに導入された「指定管理者制度」により公募された「県立水環境科学館」の管理運営を行う業務に、NPO法人びわこ・水ネットを含む三者の構成団体が応募し選定されました。指定期間は平成18年4月1日より平成21年3月31日までの3年間であります。
 「アクア エコ リサーチ アソシェーション」(略称アキュラ)の名前でデビューした団体は、メンテナンス管理面、普及啓発活動や環境学習のノウハウ、下水道・水環境の調査・設計の実務等、それぞれの得意分野を活かしつつ有機的に管理業務を行なっています。
 私たちのNPOは、主として下水道の普及啓発や環境学習を担当しています。多くの県民が参加していただけるように、よし笛コンサート、よし工作、人形劇、切絵展などの水環境をテーマにした魅力のある工作教室、作品展示や交流の場を提供しています。
環境学習の風景 さらに水環境や下水道について、幼児から小中学生を主とした親子教室など子供から大人まで参加できる体験学習を開催するなど、多くの人たちが参加できる環境教育の拠点となるよう努力しています。
 「賑わいのある環境学習拠点」としてスタート以来1年になろうとしています。お蔭様で過年度を大幅に上回る来館者を確保することができ、来館者アンケートでも多くの皆様から満足度が寄せられ充分な成果が得られたのではないかと思います。
しかし、実情は試行錯誤で行政の指導を受けながら地道な活動を続けていきたいと考えています。


Copyright (C) 2007 NPO BIWAKO-MIZUNET. All Rights Reserved. ホームページ作成 ホームページ制作 滋賀 京都